年末年始休業のお知らせ

kikurako.com の営業は 12/31~1/4 までお休みさせていただきます。

この間、メールの対応および配送などの業務を行いませんのでご了承ください。

この秋にオープンしてまだ3ヶ月ですが、多くの方にアクセスしていただき、感謝しております。これからも一歩ずつ前進していくつもりです。

どうか来年もよろしくお願いします。良いお年を。

緑色の糸

昨日、いつも草木染めの糸を染めていただいている、友人のそのまた友人である作家さんから糸が届きました。

以前、会った時にお願いした、みどり色の糸と手紙が同封されていました。

お願いした時、「どんな緑がいいですか?」と聞かれ、うまく言い表せなかったので、

手持ちの色鉛筆、Spring Green 萌葱色(もえぎいろ)と書かれた、微妙な色のものを渡してしまいました。。

にもかかわらず、届いたのは、正しく春らしい、優しい色のみどりの糸。。

手紙の文面からは、より近い色にしようと試行錯誤してくれた様子が伺える。。

ほんとにありがとね!

私、この緑色すごく気にいってます。

何を作ろうかなと、さっきから楽しく考えている所です。

少し早いけど、何か春らしい小物でも作りたいな。

お正月も、新春と言いますし。。

そして、手紙には、新しく布を織り上げたと書いてあります。

「今度見て下さいね。」とも。

ぜひ、見ますとも! すごく楽しみですよ。。

年始は、この年末に会えない人達と会えそうなので、楽しい新年になりそうです(笑)

こぎん刺しについてのお話

こぎん刺しについて少しお話してみたいと思います。

私が初めてこぎん刺しを経験したのは、小学生の時の手芸クラブでした。週に一度、放課後に活動するだけのものでしたが。

初めて刺したこぎんは、赤い布に黒い糸の「豆っこ」でした。小さな模様をひたすら刺した記憶があります。

手芸クラブにいたのは、1年間だけで、それから長い間、こぎん刺しをすることがありませんでしたが。。

再びこぎん刺しを始めたときに知ったのですが、津軽こぎん刺しの模様は奇数で出来ています。

1目、3目、5目、、19段、27段、33段といった感じに。

これを崩してしまうと、津軽こぎん刺しの定義から外れてしまうそうです。。

いつも大体、作品を作る前にまず、模様の図案を紙に書いています。

組み合わせたい模様があっても、模様の大きさがそれぞれあるので、何目あけて刺す等といった計算をしないと模様がずれてしまうのです。

昔は方眼紙のような紙は身近になかったと思いますので、当時の女性達がどのように模様を考え、刺していったのかと思いをめぐらせると、とても気の遠くなるような根気のいる仕事ではなかったかと思います。

農作業ができない冬の間、こつこつと刺している姿が目に浮かんできます。。

最近、耳にした話で、素敵なお話があります。

こぎん刺しを長年続けていらっしゃる方がおっしゃったそうで、、「こぎん刺しの作品に時間を織り込んでるのよ」と。

私の作品は小物が多いですけど、それでもそれなりに制作に時間がかかります。(私の作業が遅いということもあるかもしれないですけど。。)

やはり、一針一針刺していきますし、ひと目間違えても模様がくずれてしまいます。

ましてや、長年やられてる方や大きな作品を作っている方だと、本当にたくさんの時間を費やしてこられたのだろうなと思います。

大げさかもしれないですが、作品そのものが人生なのかなと、そのお話を聞いて感じました。

こぎん刺しは大量生産できない物だからこそ、優れた芸術性と温かみを育んできたのではないかと自分なりに考えてみました。。

私が高校生の頃なので、もう20年近く前のことですが、(年齢がばれてしまう。。)

高校の課外授業で、前田セツさんの工房に行ったことがあります。

前田セツさんは青森のこぎん刺しの先生で、数年前に亡くなられましたが。

そのセツさんが、当時高校生の私たちにお話をして下さいました。

うろ覚えで申し訳ないですが、、

「こぎん刺しは青森で生まれた、とても素晴らしい伝統工芸であり芸術であるので、ぜひ若いみなさんにやっていただいて、伝えていってもらいたい。」

と詳細な部分は大分忘れてしまいましたが(ごめんなさい)、要約すると大体このようなことをおっしゃってました。。

それと、こぎん刺しという文化が育まれたことに誇りを持ってほしいとも。

もっときちんと工房に展示された作品を見ておけば良かったと今頃になって思います。

これからもこつこつと少しずつですが、精進していけたらと改めて思いました。

*追記(12/16) 、、あとは楽しむこと。こぎん刺しを楽しんでやることが、長く続けられるコツかなと思います。そして日々の生活を楽しむこと。

この日々の暮らしが人生なんですよね、、大事にしなくちゃ。

こぎん刺し MacBook Airケース(11インチ)

自分でもMacBook Airを使ってみて、やはりケースがあった方が良いと感じましたのでこぎん刺しで作ってみました。

まだ2種類ですが、作品紹介をしたいと思います。

まず、Mac のシンプルなデザインに合わせて、形をシンプルな封筒型にしました。

横型も考えたのですが、縦型の方が取り出しやすいと感じましたので縦型にしました。

こぎんの模様も色使いも、男性・女性どちらにも使っていただけるように考慮した上で以下のようなケースに仕上がりました。

ひとつめのケースです。

黒の綿コングレス地に淡いグリーンの綿刺繍糸で刺しています。

こぎんの模様は、「ウロコ」です。 組み合わせて斜めに刺しました。

裏面はワンポイントに「くるみの殻」模様を刺しました。

中側はクッション性のあるキルト地になっています。

ふたの部分は木のボタンと革ひもで留めるようにしました。

ふたをしたままでも充電できるようにしました。

ジャストサイズになっていますので、フィットして抜け落ちにくいと思います。

こちらのケースは麻のコングレスに綿刺繍糸で刺しています。

糸の色は「鶯色(うぐいすいろ)」です。(調べたら一番近い色でしたので。。)

とても落ち着いた素敵な色です。

麻布ですので軽くてさらっとした感触です。コングレスのため、布目もきれいに整っています。

使用したこぎんの模様は、真ん中の大きな模様「くつわつなぎ」が3つ、その隣の中位の模様「糸目入りふくべ」が左右に6つずつ、外側の小さな模様「糸目入り石だたみ」と「石だたみ」が交互に左右に刺してあります。

「糸目入りふくべ」、、この模様は中の部分が、ひょうたんの形になっているそうです。

そこで思い出したのが、ふくべ梨。。

私の両親は、ラ・フランスのような洋梨のことを「ふくべ梨」と言います。

ずっと「ふくべ」という品種なのかと思ってましたが、きっとひょうたんのような形から、「ふくべ梨」と呼んでいたのだと、今頃になって気づきしました。。

裏面は同じく「くるみの殻」の模様がワンポイントになっています。

そして中側はキルト地です。

ボタンは色違いの丸い木のボタンです。

こちらもぴったりサイズですので、ふたをしたままで充電できます。

綿コングレスも麻コングレスも丈夫な素材の上、こぎん刺しは元々、保温性を高めるために衣類の麻布の布目を埋めるために刺していたものなので、とても丈夫です。

ケースとしても安心してお使いいただけると思います。

二つとも中面がキルト地になっていますので、Macをふんわりと優しく包んでくれます。

MacBook Airはやはりケースに入れたほうが傷が付かないですので、おひとついかがでしょうか。。

次の店主日記で、こぎん刺しについて少し語りたいと思います。

そちらも読んでいただけたら、とても嬉しいです。

MacBook Air ケース制作予定

こぎん刺しで、MacBook Air(11インチ)のケースを作ってみようと思います。

できるだけ、Macのシンプルで洗練されたデザインを壊さないように、

ケースもシンプルでスタイリッシュな感じに。。

他の用事もこなしながらの制作になるので、早くは作れませんが、12/13(月)頃に完成写真を掲載して販売できたらと思っております。

とりあえず、黒い布地でこぎん糸の色違いで2種類程ですが、13日に間に合うように頑張ります。

追記:完成しました。オンラインショップでご案内をしています。
作品紹介作品No.014の価格作品No.015の価格を御確認ください。

こぎん刺しがま口 おまけ。。

友人用に作ったものですので、非売品ですが、紹介だけさせて下さい。

猫が好きな人なので、「猫の足」の模様をメインにしてみました。

他は、「豆っこ」、[流れ」の模様を組み合わせました。

作品No .7のような色で、ということだったので、同じく黒のコングレスに草木染めのピンクの糸で刺しました。

こちらの糸の方が作品No.7で使用したピンクの糸より、少しグレーがかったピンクで、より落ち着いた色です。

ぱっと見た感じでは同じに見えますが、微妙に少し色が違います。

裏地はコットンのラベンダーのストライプです。

クールで美人、だけどかわいい面もある彼女に、ぴったりな感じに出来たかなと思います。

あともう一つ、別の友人用のがま口を作らなくては。。長いことお待たせしちゃってます。。

でも、そろそろがま口以外の物も作りたいな。