こぎん刺し手作りMacBook Air ケース(11インチ用)

またひとつ、Macのケースをお作りしました。 今回はそろばん刺しにしてみました。 こぎん刺しは奇数で出来ていると、「こぎん刺しについてのお話」で触れましたが、 そろばん刺しはこぎんの中でも、2目・4目・6 目、、と偶数目 … “こぎん刺し手作りMacBook Air ケース(11インチ用)” の続きを読む

またひとつ、Macのケースをお作りしました。

今回はそろばん刺しにしてみました。

こぎん刺しは奇数で出来ていると、「こぎん刺しについてのお話」で触れましたが、

そろばん刺しはこぎんの中でも、2目・4目・6 目、、と偶数目を刺します。

そろばん刺しをさしていたら、自分の中でリズムのようなものができあがり、刺していて楽しかったです。

前回製作したケースは、ぴったりフィットする感じでしたが、今回のこちらのケースは、サイズに少し余裕をもたせてお作り致しました。

ですので、MacBook Airがすっぽり収まる感じです。

そして、前回のケース同様にふたをしたままで、充電ができます。

裏面は、「猫のまなぐ(猫の目)」の模様をワンポイントに刺しています。

まなぐ(目)は、今も青森で、ご年配の方を中心に使われている方言なんですよ。。

こうして眺めてみると、そろばん刺しの美しさに見惚れてしまいます。。(笑)

今回の素材は、麻のコングレスに紺色の綿刺繍糸で刺しています。中側の布は前回と同じくキルティングです。

オーソドックスな感じの色使いではありますが、却ってそろばん刺しの模様を際立たせてくれたように思います。

ボタンは、前回ケースとはまた別の木のボタンにしました。

麻の布は、ごわついて硬いと思われるかもしれませんが、こちらのケースに使用した、麻のコングレスは、とても滑らかで柔らかいです。

とても軽いので、扱いやすく、使いやすいと思います。そして何より丈夫です。

追記 (2011-11-30) 販売を再開しました。こちらをどうぞ。

愛媛 旅行

先週末、初めて愛媛に行きました。 松山の中心街を主に歩き回ったので、美術館とカフェにばかり行ってました。 おすすめのカフェ等を教えていただいて、実際に行ってみたら、とても素敵なお店でしたので、ここで少し紹介したいと思いま … “愛媛 旅行” の続きを読む

先週末、初めて愛媛に行きました。

松山の中心街を主に歩き回ったので、美術館とカフェにばかり行ってました。

おすすめのカフェ等を教えていただいて、実際に行ってみたら、とても素敵なお店でしたので、ここで少し紹介したいと思います。

まずは、「KANJIRUSHI(カンジルシ)」というお店。

こちらのおすすめは種類豊富な手作りの焼き菓子です。

お店のオーナーさんご夫婦がとても温かく迎えてくれました。

焼き菓子のセットをオーダーしました。 スコーンとマフィン1種類ずつ選べてお得な感じです。それと、アイスティーをお願いしました。(歩きまわって暑かったので)

そして、テーブルセッティングが美しいと思いました。手前のスコーン、少しちぎってからの写真なのが、申し訳ないです。。

可愛らしい小さな丸いクッキーをおまけにつけてくれました。

小さなボールクッキーがかわいくて気にいったので、3種類ほど買って帰りました。

右から、コーヒー、和三盆、きなこのクッキーです。

包み紙が一見無造作な感じだけど、そのシンプルさが可愛くて、もったいぶって今なお食べずにいます(笑)

お店の焼き菓子は、バター・卵を使用せずに手作りされているそうです。

「その日の朝に焼き上げるので、開店がどうしても12時からになってしまうんです。」と、奥さまが話してくれました。

味はもちろん美味しかったです。

居心地の良い、素敵なカフェでした。

二つめの素敵カフェは「granola(グラノラ)」さんというお店。

こちらのカフェは土曜日のみ営業です。気づかずに前日の金曜日に行ってしまい、翌日出直したら、「昨日はすみませんでした。」とこちらでも温かく迎えてくれました(笑)

こちらでも、当日焼き上げるスコーンがおすすめです。

コーヒーに合うように手作りされているようです。

私がオーダーしたのは、ホットビスケットとオリジナルブレンドコーヒーのセット。

ホットビスケットは、素朴で優しい味。

お店がある3階の窓からは、路面電車がのんびりと走っているのが見えます。

大きな窓からは、ぽかぽかと暖かい日が差し込んで、ついまったりしそうになります。。

3つめのお店は、「delachaie(ドラエ)」というケーキカフェです。

少し中心街から離れた郊外にあります。お店の窓からの眺めは田んぼという、のどかな場所にありました。

人気店のようで満席になっていましたが、席の間隔がゆったりしているので寛げました。

ケーキがすごく美味しかったです。

ケーキショップとカフェが別棟になっている、敷地の広いお店でした。

松山市一番町に建っている、「萬翠荘」を見学しました。

外観も室内も、湯島にある「旧岩崎邸」に趣が似ているなと感じました。

瀟洒な雰囲気の気品のある館です。

そして、紹介するまでもなく有名な道後温泉本館です。

朝と夜の道後温泉本館です。

ご紹介したカフェは、おすすめとして教えて頂いたお店ばかりなので、ガイドブック等には載っていませんでした。

ですので、教えてもらわないと地元住民でない私は行けなかったと思います。

どれも素敵なお店ばかりでした。教えて下さった方々、ありがとうございました。

日中ひとり行動が多かったですが、お蔭さまで天候にも恵まれて、気分良く初松山を過ごせました♪

こぎん刺しMacBook Air 11インチ用ケース 

またMacBook Airケースを作りました。前作品の色違いです。 それと先日、「来月、お誕生日の人にプレゼントしたいので、少し前のMac だけどケース作ってもらえるかな?」 と言われました。 ぜひぜひ、お作りしますよ! … “こぎん刺しMacBook Air 11インチ用ケース ” の続きを読む

またMacBook Airケースを作りました。前作品の色違いです。

それと先日、「来月、お誕生日の人にプレゼントしたいので、少し前のMac だけどケース作ってもらえるかな?」 と言われました。

ぜひぜひ、お作りしますよ!

作業が遅い私は、製作時間が多少かかりますが(笑)喜んでお作り致します。

MacBook Airのケースを作ってとても良かったなと思えたことは、、ある方が言って下さった言葉です。

「アップル製品に伝統工芸。この動きはまったく正しい振る舞いだと思います。未来に「再生した歴史」を少しづつ混ぜて次の世代に渡してゆく。」

そのまま、その方の言葉を載せてみました。私は、そこまで深く考えてなかったけど、感慨深いことをおっしゃっていただけて、とても嬉しく感じております。

ありがとうございます。

名曲喫茶

昨日、荻窪にある名曲喫茶ミニヨンに行ってきました。 ずっと気になっていて、何度もお店の前を通ってはいたのですが、なぜだかタイミングが合わず、入れないままでいました。 ですが昨日、初ミニヨンできました(笑) お店はビルの2 … “名曲喫茶” の続きを読む

昨日、荻窪にある名曲喫茶ミニヨンに行ってきました。

ずっと気になっていて、何度もお店の前を通ってはいたのですが、なぜだかタイミングが合わず、入れないままでいました。

ですが昨日、初ミニヨンできました(笑)

お店はビルの2階にあります。入口のドアからは棚にずらりと並んだレコードが見えます。

店内は名曲喫茶らしく、少し薄暗く、グランドピアノが置かれていました。

やはり、一人で来てるお客がほとんど。

音楽に聴き入るというよりは、読書に耽っている方が多かったです。

思った通り、お店の中は懐古的な雰囲気。とても静かな時間が流れていました。。

そしてクラシック喫茶にしてはメニューが豊富で、ちょうどおなかがすいていたのでシナモントーストセットをいただきました。

シナモンのかかりっぷりはトーストの表面を覆うほど。。迫力あります(笑)

コンサートも時々あるようです。

他にも中央線沿いには、阿佐ヶ谷のヴィオロンや高円寺のネルケンなどの名曲喫茶があってどちらも雰囲気のある佇まいです。

今から5年程前ですが、一人でふらりとヴィオロンでお茶をして、レジでお会計をした時、ヴィオロンのご主人が声を掛けてくれたことがありました。

「今度、お店でSP盤のコンサートがあるので聴きにきませんか。」と少しはにかんだ笑顔で言われました(笑)

私は、頻繁にお店に行っていたわけでもなく、オーナーさんともお話をしたことも特になかったので、すこし驚きましたが、とても嬉しかったです。。

その時、何かすごく落ち込んでいて、声をかけてもらえたことに、とても救われたような気がしました。。

SP盤コンサートはとても不思議な雰囲気でした。お店の中央にある大きなスピーカー、蓄音機を前にして椅子が並べられていて、一曲ごとに解説してくれる女性の方がいて、来てるお客、皆がレコードに耳を傾けている感じです。

そして、レコードが替わるたびに、針をかえるなんて贅沢。。貴重な時間だなと思ったものです。

それからしばらく足遠くなってしまったけど、今では、定期的にSP盤コンサートをしているようなので、また機会があれば行ってみようかな。。

だけど、普通の営業日に行くのもいいんですよね。音楽に聴き入っているお客さんが手を動かして、指揮をしてたりする様子が見れたりして。。(笑)

そして最後に中野のクラシック。ここは私が初めて行った名曲喫茶です。

二十歳くらいの頃、知人に連れられて行ったので、だいぶ前のことですが。

だけど、2005年に惜しくも閉店してしまいました。。

最後に行った時は、かなり建物の老朽化が目立ってました。

でも今でも覚えてますよ、、メニューはコーヒー・紅茶(セイロン)・オレンジジュースの3種類のみで前払い制(笑)

1階席と2階席があって、吹き抜けになっていて、入口の横には、リクエスト曲を書く黒板があって、そしてやっぱり真ん中には古くて大きなスピーカー、蓄音機があって。。

そして、かかる曲には、必ずといっていいほどノイズがはいってて(笑)

とても懐かしい思い出です。

こぎん刺し小物入れケース、おまけ。

麻布で作ったMacBook Airのケースをご注文頂いたお客さまから、モデム等を入れるケースを作る予定はあるか?といった問い合わせを受けました。 特に作る予定はなかったのですが、ネットショップを始めてまだ間もない私には嬉 … “こぎん刺し小物入れケース、おまけ。” の続きを読む

麻布で作ったMacBook Airのケースをご注文頂いたお客さまから、モデム等を入れるケースを作る予定はあるか?といった問い合わせを受けました。

特に作る予定はなかったのですが、ネットショップを始めてまだ間もない私には嬉しい問い合わせ。。

ですのでお作り致しました(笑)

Macのケースと同じ麻布・同じ形が良く、一緒に持ち歩きたいのでお揃いな感じに、、とのご要望でした。

基本的には、Macのケースを小さくしただけなんですが。。(笑)

糸の色と模様を少し変えてみました。

「石だたみ」、[糸目入りふくべ」はMac ケースにも使いました。

真ん中のメインの模様は「井戸枠」です。

裏面には「井戸枠」をワンポイントに。

ボタンはやや小さめの色違いにしました。

シックにカッコ良く、、と思っていたのですが、麻布に茶色の糸で刺したら、思ったよりナチュラルな感じに仕上がりました。

ぜひ、長く使っていただけますように。。

松本の街 その2

お茶をしたカフェも素敵なお店でした。 まずは、松本ホテル花月の1階にある、喫茶室花月。 宿泊はしませんでしたが、元日から営業していました。 老舗のホテルらしく、クラシックな雰囲気で落ち着いた感じでした。 2日に入った、「 … “松本の街 その2” の続きを読む

お茶をしたカフェも素敵なお店でした。

まずは、松本ホテル花月の1階にある、喫茶室花月。

宿泊はしませんでしたが、元日から営業していました。

老舗のホテルらしく、クラシックな雰囲気で落ち着いた感じでした。

2日に入った、「民芸茶房まるも」。こちらは有名なお店らしく、ひっきりなしにお客が来てました。

お手頃な価格で美味しいコーヒーとケーキがいただけます。

お店の前に橋があって、そこの街灯が洒落た感じです。

まるも喫茶のすぐ後ろが「まるも旅館」になってます。こちらにも宿泊はしてませんが。

だけどこの建物、、根津の「はん亭」に少し似てるなぁと思ったり。。

次は、懐かしい昭和な雰囲気の通りです。他にもいい感じの路地はあったのですが、この通りがとても気に入ったので。。

いろんな街灯。

街のあちこちで湧水が湧いていて、井戸もたくさんありました。

飲用できるので、ひと口飲んでみたら、すごく柔らかいクセのない味でおいしかった。

歩いていると、水路からさらさらと水の流れる音が聞こえて、気持ちがいい。

通りがかった銭湯。

そして、松本城。

お堀にいた鳥。。

二羽、仲良く。。

同じく皆、丸くなってる。。

以上、写真だらけになってしまいましたが。。(苦笑)

松本の街並みがツボにはまった私でした。。

松本の街 その1

年末年始の3日間を松本で過ごしました。 大雪で大変な地方もあった中、松本にいる間は、有り難いことに天気には恵まれたので、デジカメ片手に街中をひたすら散策してました。 博物館・美術館や松本城といった観光名所が休業だったこと … “松本の街 その1” の続きを読む

年末年始の3日間を松本で過ごしました。

大雪で大変な地方もあった中、松本にいる間は、有り難いことに天気には恵まれたので、デジカメ片手に街中をひたすら散策してました。

博物館・美術館や松本城といった観光名所が休業だったこともありますが。。

松本は四方を山に囲まれた場所なので、空気は澄んでいるのですが、風はきりっとして冷たいので防寒をしっかりして出かけました。

途中、開いてるカフェでお茶をしたり、通りがかった地元の神社に初詣をしたりとゆったりしてました。 趣のある建物が多く、たくさん写真を撮ってしまいました(笑)

ちょっとした建物探訪っぽくなりましたが、せっかくなので載せてみました。

まず、松本へは「特急あずさ」で。そして松本駅の看板。

街の中心には川が流れていて、橋がいくつもありました。そういう所がパリっぽいなと思ったり。。

次は中町通り。民芸の街だけあって、骨董品屋、陶器のお店、漆器店などが軒を並べてました。ただし、お正月なのでやはりお休みしている店が多かったですけど。。

マップに大正ロマンの街と書いてあった辺りの建物。。

旧松本高校。建物も素敵ですが、奥には公園があり、とても気持ちの良い場所でした。

旧開智学校校舎と旧松本カトリック教会司祭館。それと近くにあった樹木。

片倉工業。紡績工場のようです。。

その他の心惹かれた建物。

あまりにも写真が多いので、次ページでカフェや松本城(外観)など載せたいと思います。。

年末年始休業のお知らせ

kikurako.com の営業は 12/31~1/4 までお休みさせていただきます。 この間、メールの対応および配送などの業務を行いませんのでご了承ください。 この秋にオープンしてまだ3ヶ月ですが、多くの方にアクセスし … “年末年始休業のお知らせ” の続きを読む

kikurako.com の営業は 12/31~1/4 までお休みさせていただきます。

この間、メールの対応および配送などの業務を行いませんのでご了承ください。

この秋にオープンしてまだ3ヶ月ですが、多くの方にアクセスしていただき、感謝しております。これからも一歩ずつ前進していくつもりです。

どうか来年もよろしくお願いします。良いお年を。

緑色の糸

昨日、いつも草木染めの糸を染めていただいている、友人のそのまた友人である作家さんから糸が届きました。 以前、会った時にお願いした、みどり色の糸と手紙が同封されていました。 お願いした時、「どんな緑がいいですか?」と聞かれ … “緑色の糸” の続きを読む

昨日、いつも草木染めの糸を染めていただいている、友人のそのまた友人である作家さんから糸が届きました。

以前、会った時にお願いした、みどり色の糸と手紙が同封されていました。

お願いした時、「どんな緑がいいですか?」と聞かれ、うまく言い表せなかったので、

手持ちの色鉛筆、Spring Green 萌葱色(もえぎいろ)と書かれた、微妙な色のものを渡してしまいました。。

にもかかわらず、届いたのは、正しく春らしい、優しい色のみどりの糸。。

手紙の文面からは、より近い色にしようと試行錯誤してくれた様子が伺える。。

ほんとにありがとね!

私、この緑色すごく気にいってます。

何を作ろうかなと、さっきから楽しく考えている所です。

少し早いけど、何か春らしい小物でも作りたいな。

お正月も、新春と言いますし。。

そして、手紙には、新しく布を織り上げたと書いてあります。

「今度見て下さいね。」とも。

ぜひ、見ますとも! すごく楽しみですよ。。

年始は、この年末に会えない人達と会えそうなので、楽しい新年になりそうです(笑)

こぎん刺しについてのお話

こぎん刺しについて少しお話してみたいと思います。 私が初めてこぎん刺しを経験したのは、小学生の時の手芸クラブでした。週に一度、放課後に活動するだけのものでしたが。 初めて刺したこぎんは、赤い布に黒い糸の「豆っこ」でした。 … “こぎん刺しについてのお話” の続きを読む

こぎん刺しについて少しお話してみたいと思います。

私が初めてこぎん刺しを経験したのは、小学生の時の手芸クラブでした。週に一度、放課後に活動するだけのものでしたが。

初めて刺したこぎんは、赤い布に黒い糸の「豆っこ」でした。小さな模様をひたすら刺した記憶があります。

手芸クラブにいたのは、1年間だけで、それから長い間、こぎん刺しをすることがありませんでしたが。。

再びこぎん刺しを始めたときに知ったのですが、津軽こぎん刺しの模様は奇数で出来ています。

1目、3目、5目、、19段、27段、33段といった感じに。

これを崩してしまうと、津軽こぎん刺しの定義から外れてしまうそうです。。

いつも大体、作品を作る前にまず、模様の図案を紙に書いています。

組み合わせたい模様があっても、模様の大きさがそれぞれあるので、何目あけて刺す等といった計算をしないと模様がずれてしまうのです。

昔は方眼紙のような紙は身近になかったと思いますので、当時の女性達がどのように模様を考え、刺していったのかと思いをめぐらせると、とても気の遠くなるような根気のいる仕事ではなかったかと思います。

農作業ができない冬の間、こつこつと刺している姿が目に浮かんできます。。

最近、耳にした話で、素敵なお話があります。

こぎん刺しを長年続けていらっしゃる方がおっしゃったそうで、、「こぎん刺しの作品に時間を織り込んでるのよ」と。

私の作品は小物が多いですけど、それでもそれなりに制作に時間がかかります。(私の作業が遅いということもあるかもしれないですけど。。)

やはり、一針一針刺していきますし、ひと目間違えても模様がくずれてしまいます。

ましてや、長年やられてる方や大きな作品を作っている方だと、本当にたくさんの時間を費やしてこられたのだろうなと思います。

大げさかもしれないですが、作品そのものが人生なのかなと、そのお話を聞いて感じました。

こぎん刺しは大量生産できない物だからこそ、優れた芸術性と温かみを育んできたのではないかと自分なりに考えてみました。。

私が高校生の頃なので、もう20年近く前のことですが、(年齢がばれてしまう。。)

高校の課外授業で、前田セツさんの工房に行ったことがあります。

前田セツさんは青森のこぎん刺しの先生で、数年前に亡くなられましたが。

そのセツさんが、当時高校生の私たちにお話をして下さいました。

うろ覚えで申し訳ないですが、、

「こぎん刺しは青森で生まれた、とても素晴らしい伝統工芸であり芸術であるので、ぜひ若いみなさんにやっていただいて、伝えていってもらいたい。」

と詳細な部分は大分忘れてしまいましたが(ごめんなさい)、要約すると大体このようなことをおっしゃってました。。

それと、こぎん刺しという文化が育まれたことに誇りを持ってほしいとも。

もっときちんと工房に展示された作品を見ておけば良かったと今頃になって思います。

これからもこつこつと少しずつですが、精進していけたらと改めて思いました。

*追記(12/16) 、、あとは楽しむこと。こぎん刺しを楽しんでやることが、長く続けられるコツかなと思います。そして日々の生活を楽しむこと。

この日々の暮らしが人生なんですよね、、大事にしなくちゃ。